2010年06月30日

体格のいい人に真武湯

「体格のいい女性で、主訴は下肢の冷え。のぼせはなし。軟便。」

漢方相談業務をしている薬剤師仲間と、どんな薬が適してるか話をしていました。

僕は温経湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯、あたりのベタな冷えの薬、もしくは年齢的に桂枝茯苓丸あたりはどうだろう、と言いました。

…"脱・ツムラの手帳"レベルにはまだまだです。

仲間の薬剤師は、真武湯+人参湯はどうだろうという意見を得たようです。

真武湯は、風邪などでも高齢者だったり、かなり抵抗力が落ちている人にだったりと、体格のいい人に使ったりするんだろうか、とその時は思いました。あとで調べてみると、真武湯は温裏(体の内部を温める)の処方であり、かならずしも抵抗力のおちているような人に使うわけではないようです。

六病位では真武湯は少陰病とか厥陰病など、病気が進行した状態で使うと言われています。
考えてみれば六病位は、体表から体の内部に向けて病気が入っていくという観点から病気の進行を説明しています。

なるほど、それで消化管が冷えているということで真武湯、ということなんですね。


これらの薬で脾胃を温めたあとで、桂枝茯苓丸とかの更年期障害で使うような薬を使ってもいいかもね、との意見をいただきました。

以前ツムラの勉強会を受けてから、どうしても体格などの見た目から受ける印象に捕われていた気がします(桂枝茯苓丸は和田アキ子みたいな人に、との説明がありました)。

ツムラのMRさんも、わかりやすいようにするためにそう説明していたんでしょうけど。

今後は、ツムラさんがそのように説明していた根拠などにも注目していかないといけないですね。
ラベル:漢方 真武湯 体格
posted by 知ったかぶり薬剤師 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 漢方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。