2010年06月17日

プロペトで日焼け?

いや〜、暑い日が続きます・・・。
梅雨に入りましたが、今日は雨が降らず、かわりにとても日差しが強い1日でした。

今回はそんな時期ならではの質問が患者さんからありました。

プロペト(純度の高いワセリン)の処方があった患者さんから、
「これは油だけど、これを塗ることで日焼けしやすくならないだろうか?」
との質問がありました。夏場でもプロペトはよくみかけますが、今のところプロペト塗っててやけた、みたいな話は聞かないので、
「問題ないと考えられますが、万一可能性があれば教えてください。」
くらいにお話しをしました。

しかし、プロペトは油。
日焼け、油といえば、サンオイル(日焼けするためのもの)。

たしかに日焼けしたっていう報告は受けないけど、可能性はあるんじゃないだろうか。


インターネットで検索していると『ペインコーチングブログ』さんに探し求めた記述がありました!
文中の石岡第一病院・傷の治療センターの夏井先生とは、『傷の湿潤治療』の第一人者・夏井睦医師!!

「ワセリンは鎖状飽和炭化水素なので、非常に反応しにくい物質。だから、ワセリンは生半可なことでは他の物質と反応してくれません。」
とのことです。

文中の記述とはずれてしまいますが、鎖状飽和炭化水素というのは、二重結合が“ない”構造、つまり炭素と酸素は一重結合のみでつながっています。
紫外線のエネルギーで、二重結合の反応しやすいほうの結合(パイ結合)すら切断できないのであれば、ましてや一重結合(シグマ結合)は切断できるはずがない、という判断でいいと思います。

なるほど、不純物の多い黄色ワセリンなら日焼けの可能性があったのですね。
今の白色ワセリン は高純度、プロペトともなればさらに高純度。
日焼けの可能性は考えにくいですね。

ましてや、日焼けをしてしまった場合、早期に回復するようにワセリンを使うことがあるようですね。
posted by 知ったかぶり薬剤師 at 01:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 外用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

わたしのブログをトラックバックいただきありがとうございます。

よかったらこちらもご参考下さい。

http://www.wound-treatment.jp/
夏井先生のHPです。

頑張ってブログ続けて下さい。また、よろしくお願いいたします。
Posted by ペインコーチング at 2010年06月17日 08:54
>ペインコーチンングさん

コメントありがとうございます!
返答が遅れてすみませんでした。

夏井先生に関しては以前同僚に、著書『さらば消毒とガーゼ―「うるおい治療」が傷を治す』を紹介してもらい、内容に衝撃を受けたことが思い出されます。
しかし、ホームページの存在は存じ上げておりませんでした。
ご紹介ありがとうございました。
こちらこそ、よろしくお願いいまします。
Posted by 知ったかぶり薬剤師 at 2010年06月18日 01:13
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